「若者向けの突貫美術館みたいだね」
自分のコメントでは無かった。
初めてホームページを作った。
とはいってもほぼAIに作ってもらったわけだが。
自分といえばアイデアをぶんぶん投げて文句だけ言ってただけだった。
日々眺めているXが死ぬほど苦痛で仕方ないし、それを大っぴらに言えるほどの度胸も持ち合わせていない。
だったら自分の居場所は自分で作るしかない。
弟の趣味に付き合う形でAIを触るようになって簡単にホームページの雛形が出来た。
だったら自分の頭の中にあるイメージも簡単に再現できるのでは?
と思ってしまった。そこからは早かった。これは過集中するな、という予感があったし、実際その通りになった。半日パソコン画面と睨めっこをしていた。
多分めちゃくちゃ効率の悪いやり方だったと思うけれど、
それでも自分のイメージが少しずつ形作られていくのは楽しかった。
Firebaseがどうたら、アナリティクスがどうたら、Cloud Flareうんぬん。AIに懇切丁寧に説明してもらっても、いきなりわからない世界に踏み込んでしまったばかりに知らない単語や読めない英語に苦戦するがなんとか作成にこぎつけ、勢いのまま独自ドメインも取得した。
実は前から憧れがあったのだ。インターネットマイホーム。
まぁ、そこに関してはこのブログもそうなんだけど。
作成したサイトだが大雑把にいうと、投稿されたコメントが匿名で無造作に並び、時間経過で文字化け→消失する、というものになった。
ネガティブな内容をSNS(まぁ、Xの事を指しているが)に投稿するのが前々から気が引けていたというのが大きな理由だ。
X自体のアルゴリズムはよくわからないが、おすすめされるツイートが投稿した中身やいいねに影響を受けているのは明らかだったので、ネガティブで攻撃的な内容を呟くとそういった内容ばかりが集まるのでは、そしてその仲間に自分がなってしまうのではないか、という危惧。
それとそのつぶやきの内容がフォロワーに余計なダメージを与えてしまうのではないか、という不安。
遠回しな言い方を自分はよくしてしまうので、それが無用な勘違いをさせてしまい悪循環を引き起こすのではないか、という懸念。
色々考え過ぎてしまい、結局何も言えなくなってしまった。
なので、それを吐き出せる場所を作ろうと思って作ったサイトだった。
一応誰でも匿名でコメント出来るが、まぁ、消えていく個人ブログみたいな使い方になるだろうなぁという感じで考えていた。
だけどせっかく作ったんだからみんなに見てもらいたい!なんらかのフィードバックが欲しい!と普段は全く自分からコミュニケーションを取らない癖に我儘だなぁ、とドキドキしながら公開した。
「若者向けの突貫美術館みたいだね」
というコメントが入った。心臓が少し跳ねた。
どういう意味だろうか?これは良い意味なのか悪い意味なのか、あーでもとにかく反応があって嬉しいな、という思考がぐるぐるして、良くも悪くも判断材料が無さ過ぎるので、これはポジティブに受け取ろうという判断になった。
そもそもクソど素人が本当に勢いだけで作った突貫サイトだったので、的確な表現だな、と感心してしまった。
自分は人に勧めた作品がボロクソに批判されても、その内容が至極真っ当だと思ったら、むしろ嬉しくなるタイプなのだ。
あぁ、真摯に向き合ってくれたんだな、という部分において。
想定の70%くらいの完成度のサイトだったが、満足度でいえば120%だった
まず、クソみたいな完璧主義を崩して自分が設定した期日(よりは少し遅れたが)通りに完成したこと、この過去の自分が成し遂げられなかった殻を破れたことは大きい。
楽しいね。