自己照会

祝詞勢いです。

恋たち

「貴様はキャラ推しというものがないのか?」と妻に聞かれたのが発端。

キャラクターの好き嫌いはもちろんあるが、その作品にとって必要であれば特に気にしないタイプなので、キャラの好き嫌いで視聴を止める妻が非常に不思議だった。

好きなキャラ・・・?

『THE ビッグオー』のドロシー・ウェインライトくらいしかいねぇな。

好きになった理由が主人公のロジャー・スミスがドロシーを抱えるシーンで重そうにしていてアンドロイドやから重いんか!という所に何故か胸を射抜かれた。

なんででしょうね。

 

実在する人間ならば。

幼少期にテレビで観たあぶない刑事の舘ひろし柴田恭兵が僕の初恋だった。

内容に関しては昔過ぎて覚えてないが、派手にドンパチする二人が好きだった気がするな。昔はどっちかが本命だったはずなのだが、加水分解してしまった。

その後は、三ツ矢サイダーのCMに出ていたイチローや、理由も時期も不明だがSMAP稲垣吾郎と続く。

この前後にアンディ・フグも入るな。かかと落とし、皆真似したよな?ドアブチ破って親に怒られる所まで含めて。

そして2000年代に入って、スポーツマンNO1決定戦の室伏広治コロッセオに登場する。圧倒的強さ。仁王立ちの室伏広治に現実にスーパーマンっておるんやな!とワクワクしたものだ。ここから室伏一強である。

 

今振り返って思う、僕が「恋」と思っていたのはただの憧れだったのかもしれない。

 

 

しかし2016年、突如現れた。これが僕の最後の恋のはじまり。

ニュート・スキャマンダーである。ビジュアルから仕草から全部好み過ぎて、ハリーポッターを履修していないにも関わらず、映画館に観に行き、ファンタビ仕様のシネマイレージカードにしてしまった。続編が出たら当然観に行きシネマイレージカードもまた変えた。

映画の評価はニュート・スキャマンダーが出ているだけで満点である。

もしや自分はエディ・レッドメインが好きなだけでは?と他の作品も観たが、ここまで心躍り、胸が高鳴りドキドキする事は無かった。

 

 

なのでファンタビシリーズが3作目で終わると聞いた時、絶望した。

 

唐突な失恋だった。