先日、父からLINE電話があった。
めったに連絡をしてこないが時期的に「今年のGWは帰ってくるのか」といった内容だと思いつつも、もしかすると、もしかして、年齢的にも、もしかする内容かもなぁ、と出た。
「LINE送ったんやけど届いてる?」
「いや、届いてないよ」
送っても相手に届かず、LINEアプリの未読を示す数字は増えるが、何も届いていないらしい。そこで自分に連絡が来た、というわけらしい。
そこらへんに詳しい弟に連絡したのかと尋ねると、「連絡したんやけど通話中やったわ」
と返ってきたので、なるほどねぇぇぇぇ
なるほど~~~~
ですよねぇ。
その日は職場でブチギレ金剛くんだったりで疲れていたが、このご時世でLINEの調子が元に戻らないのは非常にマズいので、対処法を調べながらあーでもない、こーでもないとやり取りを続けた。
最終的に再起動がすべてを解決してくれた。
やっぱ、とりあえず再起動よね。
「大事なニュースがあるんやけど」
LINEが復旧したあと父から言われた言葉に身構えてしまう。また病気でも見つかった、とか?
「ワシ、2級やから新幹線半額で乗れるねん」
新喜劇ばりにズッコケそうになった。しょーもない内容で良かった。
「あと、住んでるとこ建て替えなんねん」
そっちの方が重要だろ!となったが、父に対してこういう感情を持ちつつも普通に接していることに感慨深くなった。家を出る直前は本気で嫌いだったので。
「そっち行ったらスカイツリー行ってみたいなぁ」
「いつでも来て、案内するから」
あと、何回会えるのか。父にスカイツリー、見せてあげたいな。