(下書きにいて忘れてた)
当たり前だが、暗い。そして苔だらけ。腐った臭いが充満している。直ちに健康に悪影響を及ぼすでこんなん。
親御さんはこの光景を見ても何も感じないのかと不思議に思う。
廊下に沢山の子どもが出ていた。元気いっぱいで手がつけられないのかな?
皆肌の色が緑色だった。口元が緩んでいる。いい笑顔だ涎が垂れまくっているが自分もこの年齢の時はこんな感じだった、ような気がする。
非常にスローなモーションでこちらに近づいてくる。僕を捕まえる気だろうか。所々で動物の鳴き声みたいな音が聞こえる。
ゾンビごっこが流行っているのか。ロケーションとしては迫力満点だし真に迫っている。
でもそんな動きじゃ捕まえられないぞ〜
もう始まってしまったのだろうな、と諦めつつ五階を目指す。息も絶え絶えの最中、各階の呻き声が反響して頭の中で直接鳴っている。
そんな気がした。
五階。
想定通り、半数くらいが顔色が悪く挙動がおかしかった。動きも一年生の比では無い。
流石六年生、下級生の手本となるようなスピード感だ。
バイオハザードと28日後…くらいの違いがある。
佐々木と羽田がいた。
そういえば。誰かと来てた気が。する。
二人と目配せして無言で教室側の窓から脱出を試みる。
それなら入口のある一階から逃げた方が良かったんじゃ無いか?理屈じゃなくワクワクと映える方を男の子は選んでしまう。
息も絶え絶えの男の子たちもとい中年たち。
校舎から逃げ出した三人はゾンビの居ない場所を目指すということになった。
が、なぜか。駄菓子屋に寄っていた。
「自分・・・これ・・好き、なんすよねぇ」といかの姿揚げを頬張りながら一つ渡してくるいつもと変わらない間延びした話し方の佐々木に安心感と焦燥が綯い交ぜになる。こんな事してる場合か?
食べ終わったあと気づいたら「下北沢のライブハウス」にいた。シェルターが一番近いが、仔細は不明だ。そこで記憶は途切れているので。