例に漏れず二人もも参拝は最寄りになっていた。昨年からそういった方式になっているけど
、なんでだっけ。妻に聞かないとわからない。
最寄りの神社は有名なのか大通りに面しているからかはわからないが、盛況で数十分待ちの長い列が形成されていた。
アトラクションの待ち時間かよ、と思ったし隣に向かって言った。
言いながら横切る。
人混みは二人とも苦手だ。
というか、好きな人、いるのか?
気が狂わないで、素面で、いられるのか?
なので、格式高いような神社仏閣よりもひっそりとした所が好ましく、昨年二人が見つけた隠れ家のようなお寺で、鐘をつく。
昨年もいらっしゃいましたね、と住職に言われたが本当に覚えているのかしら。
他にはどこか行かれましたか、とも続けた。
昨年ここを訪れて気に入ったのでここが初めてです、と返すと、住職は謙遜しながらも喜んでいたようだった。
住宅の中にひっそりと建つお寺で、話し声すら大きく感じる中、鳴り響く鐘の音を聴いてまた来年もここから始まると良いな、と思いながら街を少し散策しながら二人は帰った。
2026年。