中年男性、唐突な反抗期。
中指にささくれができていた。
放っておいても良いことはないので、いつも指のパワーで引き千切るのだ。やれ。
裂く。
指の皮が裂けた。ささくれだと思っていたものはただの皮だったらしい。側面を抉る。
かなり出血しており触れるものすべてに驚きを感じる。繊細だ。痛い。
絆創膏をとりあえず巻いたが、一日経過しても治癒せず。
逆にシャワーの水圧で治りかけていた中指がまた裂けた。
これはかなりの激痛。シャワーの水圧に憤ったのはこれが初めての経験である。
貴重な経験になりましたね。
ざけんじゃねえ、と中指を立てる。
完全なる自業自得で自己都合なね。
少年時代に来なかった反抗期が周回遅れで、やってきた。